寺社仏閣は、地域の歴史や伝統、精神を象徴する場所であり、地域の人々が自然との関わり合いや生き方を学び、平安な暮らしや持続可能な社会の発展などを祈念してきた地域社会を形成する中心的な場所です。そこには必ず、先人の知恵や思い、そこで暮らしてきた人々との関係が存在し、言うまでもなく、私たち日本人にとって関わりの深い大切な場所となっています。 しかし、現在はそれを受け継ぐ方や、大切にしたいと思う有志の方々が、都市の近代化や核家族化、地域社会との関わり合いの薄れなどにより減少し、現在の寺社仏閣の姿や営みを維持していくことが困難な場所も増えてきています。
こうした地域の文脈の中で大切にされてきた共有の財産が、これからも地域社会の中心的存在であり続けられるよう、私たち花井組は土木建設の力を通じ、ささやかながら歴史的資産を支える取り組みを進めてまいりたいと思います。
ここでは、近年花井組が携わらせていただいた地域の寺社での取組みについて、ご紹介していきます。
