山祇社

山祇社（大府市若草町）は、大山祇命と倉稲魂神の二柱を祀る神社です。境内の稲荷社と山祇社が1849年に合祀され、現在の山祇社となりました。石灯籠には1719年（江戸時代享保４年）の刻銘があり、古くからこの地域の中心的な場所であったことがわかります。

2022年秋ごろ、当神社の氏子総代様から当社に老朽化した鳥居の取り換えについてご相談がありました。そのことがきっかけとなり、当社として改修費用の一部を寄付させて頂くこととなりました。

工事では、鳥居の取り換えの他、参道の整備、段差解消のための土間コンクリート打設、構造上転倒リスクの高い灯籠の撤去、雨天時の足元改良や雑草予防のための砕石敷き込み、祭り等必要な際に着脱できる提灯用ポールの設置、安全防犯対策や管理作業低減のための樹木伐採·間伐·剪定等を行わせていただきました。

樹木が生い茂り視界が遮られていた境内が、目線や風が抜け、段差の少ない訪れやすい神社へと再び生まれ変わりました。山祇社は、秋の祭りの際にはおはやしや山車で盛り上がり、年越しには多くの参拝者が訪れるなど、現在でも地域活動の中心的な場所となっています。