- 道をつくる道路事業・街路事業
道路・街路事業は、まちづくりの骨格となる事業です。県や市町村などの行政機関が発注主体となり、計画的に整備や維持管理を行っています。道路には、歩道や車道、自転車道などの交通処理機能はもちろん、上下水道や電気ガス通信などの供給処理機能、火災の延焼遮断や緊急輸送などの防災機能、緑化による生物多様性やヒートアイランド緩和などの環境保全機能、バリアフリーや道路の段階的構成によるまちづくり誘導機能など、様々な機能が在ります。 当社は今後も道づくりの担い手として、安心安全で快適な暮らしに貢献してまいります。
- 住まい・暮らしの
基盤をつくる土地区画整理事業・宅地開発事業 ■土地区画整理事業
土地区画整理事業は、新たな市街地の基盤を面的に作り出す事業です。複数地権者からなる土地区画整理組合などが事業主体となることが多く、各地権者の敷地の形状変更や減歩などの調整、保留地処分を行いながら、対象エリアの街区を整え、宅地や道路、歩道、上下水道、電気、ガス、公園などの整備を一体的に行います。当社はこれまで大府市を中心に、多くの区画整理事業に携わってまいりました。
■宅地開発事業
宅地開発事業は、一般的に民間事業者が事業主体となり面的に行う宅地の基盤整備事業です。これからも住まい・暮らしの基盤づくりの担い手として、地域に貢献してまいります。
- 経済・産業基盤をつくる産業用地造成事業
産業用地造成事業は、経済産業政策の一環として愛知県企業庁が進める経済基盤づくりに関する事業です。新規成長産業や研究開発施設の誘致、地域産業の多角化・高度化など、県の政策を実現するための具体的な開発事業として位置づけられています。当社も地域内の様々な工業用地造成に携わってまいりました。これからも、経済産業基盤づくりの担い手として地域の発展に貢献してまいります。
- 経済・産業基盤をつくる工業用水道事業
工業用水道事業は、工業用地で利用するための工業専用の水道事業であり、愛知県企業庁が管轄しています。昭和36年度に愛知用水が通水開始以降、水道用水、農業用水とともに順次建設が進められており、現在施設能力の計画値の78.9%に達しています。今後も、地域の経済基盤づくりの担い手として、工業用水道事業に貢献してまいります。
- 食の基盤をつくる土地改良事業
土地改良事業とは、いわゆる自然の土地の状態から、農業活動が行えるように農業基盤を整備し保全管理を行う事業のことです。当社も事業主体の愛知用水土地改良区に係る多くの土地改良事業に携わってまいりました。具体的には、水の給排水施設(灌漑や排水)や、農地の整形・区画割(ほ場整備)、農道整備などの基盤整備や、農地保全や設備の維持管理などを行っています。
農業生産基盤の確立により、農家の生産性向上や安全で適正な価格での食の提供など、食の安定確保に関わる直接的効果や、環境保全や防災、地域経済振興等の間接的効果があり、自立した持続可能な地域社会形成において重要な役割を果たしています。今後も当社は農業インフラの守り手として、地域社会に貢献してまいります。
- 食の基盤をつくる湛水防除事業
湛水防除事業は、大雨等により河川の水位が増した際、農地に周辺の河川の水が逆流し不必要に溜まってしまう「湛水」の被害を防ぐための事業です。当社は創業以来、地域における排水機場や排水樋門、排水路、調節池等の工事を担ってまいりました。今後も地域農業の発展維持に貢献してまいります。
- 水の道をつくる水道事業
水道事業は、安全な水を安定的に利用者に届けるために行われる事業です。対象となる水源から取水し、浄水処理を行い水道事業者(市町村)に水を届けるまでの事業を愛知県が担い、水を受けた市町村は、各家庭や事業所などに送水するための配水場や送水管の整備・維持管理に関する事業を行っています。当社は、主に愛知県用水水道事務所や水道事業者(市町村)の事業に係る工事を行っています。これからも安心安全な水の供給に貢献してまいります。
- 水の道をつくる下水道事業
下水道事業は、都市の下水処理の仕組みを構築するために行う事業です。
一般的に都市で排出された雨水や汚水は、各家庭の排水管や側溝、水路などの集水施設に流入後、公共下水道(雨水管や汚水管)に合流し、一部は流量調整されながら送水され、下水処理場で浄化された後、河川や海に放流されます。
下水システムは人間が環境と共生していく上で不可欠であり、激甚化する風水害から人々の生命と財産を守る重要な役割も果たしています。今後も当社は下水インフラの担い手として、下水道事業に貢献してまいります。
■流域下水道
流域下水道は、河川流域を対象とした複数自治体をまたがる広範囲の下水を、効果的且つ効率的に処理するための、地域の下水システムにおける重要な基幹インフラです。当地域の『境川流域下水道』は、1971(昭和46)年に流域内6市3町を対象に都市計画決定され、同年愛知県で初めての流域下水道として着手されました。都市計画変更も経ながら順次建設が進められ、1989(平成元)年に汚水処理施設(日最大20,000)の供用開始をしています。
■公共下水道
公共下水道は、各自治体内に網羅的に布設される下水道です。上記の流域下水道と接続し、最終の下水処理場に運ばれます。当社が所在する大府市は、雨水と汚水を別々の管で集水する分流式の下水システムを採用しています。大府市の雨水・汚水の下水道計画はこちらです。(https://www.city.obu.aichi.jp/kurashi/dourokasen/gesuido/1002237/1002238.html)
- 良いものをつくるISO9001・ISO14001取得
■ISO9001
当社は、品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9001を取得しています。今後も国際水準のものづくりで地域に貢献してまいります。
【基本方針】
[ 誠意・信頼] 安全・知識・技術を先取りし、誠意ある仕事で、お客様の信頼と満足を勝ち取り、地域社会への貢献とともに、企業の永続的な発展を目指します。
【年度品質目標】
社員すべてが、‘建設サービスマン’としての自覚 を持ち、お客様の‘生涯利益’を最優先に考え、誠意ある仕事で信頼を勝ち取るとともに価格競争力と提案力を鍛え、さらなる受注拡大を目指します。
■ISO14001
当社は、環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001を取得しています。「自然環境と調和した、安全で快適な社会基盤・生活環境の実現」を目標に、常に安全・知識・技術の向上に努め、環境負荷の低減・ 環境汚染の防止に配慮した事業活動を行い、地域社会に貢献し信頼される企業として永続的に発展することを目指します。
私たちが手掛ける構造物・インフラは、一度つくったら終わりでなく、数十年、数百年とその場所に残り、働き続けます。そして地域の安心安全や快適性、生産性を高めるだけでなく、私たちの暮らしや文化など、地域社会の様々な営みの礎として、あらゆるストック効果を生み出します。私たち花井組は、これからも『つくる』事業を通じて、持続的で豊かな社会を作り出す、地域の社会資本を築いてまいります。