下水道事業

下水道事業は、都市の下水処理の仕組みを構築するために行う事業です。
一般的に都市で排出された雨水や汚水は、各家庭の排水管や側溝、水路などの集水施設に流入後、公共下水道(雨水管や汚水管)に合流し、一部は流量調整されながら送水され、下水処理場で浄化された後、河川や海に放流されます。
下水システムは人間が環境と共生していく上で不可欠であり、激甚化する風水害から人々の生命と財産を守る重要な役割も果たしています。今後も当社は下水インフラの担い手として、下水道事業に貢献してまいります。
■流域下水道
流域下水道は、河川流域を対象とした複数自治体をまたがる広範囲の下水を、効果的且つ効率的に処理するための、地域の下水システムにおける重要な基幹インフラです。当地域の『境川流域下水道』は、1971(昭和46)年に流域内6市3町を対象に都市計画決定され、同年愛知県で初めての流域下水道として着手されました。都市計画変更も経ながら順次建設が進められ、1989(平成元)年に汚水処理施設(日最大20,000)の供用開始をしています。
■公共下水道
公共下水道は、各自治体内に網羅的に布設される下水道です。上記の流域下水道と接続し、最終の下水処理場に運ばれます。当社が所在する大府市は、雨水と汚水を別々の管で集水する分流式の下水システムを採用しています。大府市の雨水・汚水の下水道計画はこちらです。(https://www.city.obu.aichi.jp/kurashi/dourokasen/gesuido/1002237/1002238.html