PROJECT:3まちの文化・歴史を守る

2025.2.26
「天下一田舎家」森川如春庵再生プロジェクト
「天下一田舎家」と謳われた古民家茶室が38年ぶりに、名古屋市の覚王山日泰寺に移築、再建されました。その茶室は、中京を代表する茶人で近代日本有数の古美術目利きとして有名な森川如春庵(にょしゅんあん)こと森川勘一郎氏(1887-1980年)の名古屋別邸(千種区菊坂町)にあった田舎家茶室です。
覚王山日泰寺が名古屋市から無償譲渡を受けてから4年、日泰寺代表役員であり大府市縁の村上圓竜氏が中心となりプロジェクトが進められ、新たに「覚春庵」として再建を果たしました。
花井組はこの再建プロジェクトの土台部分の工事に携わらせて頂きました。当初再建予定の敷地は、急峻な場所で田舎家を再建するには平場が足りず、地盤も緩く貴重な文化財を構築するには不安定な状況でした。そこで「土木のチカラ」で擁壁工、地盤改良工、防災工、雨水排水工等に関わる設計・施工を当社および協力会社で手掛け、田舎家が再建可能な安定した土台を築きました。
当社が手掛けた土台づくりのプロセスについて、下記のスライドで簡単にご紹介いたします。